兵庫県内での進路選択に悩む高校生や保護者の皆様に向けて、「専門学校 vs 大学」という永遠のテーマを、2026年現在の最新状況を踏まえて徹底解説します。

専門学校に行くべき?大学行くべき?【兵庫県版】
兵庫県には、神戸の港町から姫路、西宮、明石、宝塚、伊丹といった都市部まで、多様な教育機関が存在します。
進路指導でよく引き合いに出される「偏差値50前後の大学」と、特定のスキルを磨く「専門学校」。
どちらに進むべきか、将来の職業、年収、そして2026年以降の社会情勢を基にシミュレーションしていきましょう。
偏差値50前後の大学に行ったらどういう職業に就くのか
兵庫県内で偏差値50前後の大学といえば、中堅私立大学である「摂神追桃(摂南・神戸学院・追手門学院・桃山学院)」の一部学部や、武庫川女子大学、甲南大学の周辺層が該当します。
主な就職先:総合職・営業職がメイン
この層の大学卒業生は、特定の技術職というよりは「総合職」として採用されるケースが圧倒的です。
- 地元金融機関: みなと銀行や、県内の各信用金庫(神戸、姫路、尼崎など)。
- メーカー営業: 兵庫県内に拠点を置く製造業の営業部門。
- 小売・流通: 大手スーパーやアパレルチェーンの店長候補、本部スタッフ。
- 公務員: 県庁や市役所の一般事務職(試験対策次第で十分狙える層です)。
特徴:「大卒」という汎用性
最大のメリットは「職種の選択肢が広い」ことです。入社後に自分の適性に合わせて部署異動ができるのは、大学卒ならではの強みです。
偏差値50前後の大学に行ったら生涯年収はどうなるのか
日本の統計データ(賃金構造基本統計調査)に基づくと、大卒者の平均生涯年収は約2億5,000万円〜2億9,000万円程度とされています。
兵庫県内でのリアルな数字
偏差値50前後の大学から兵庫県内の中堅企業に就職した場合、初任給は21万〜23万円程度。30代で年収450万〜550万円、50代で700万〜900万円程度がボリュームゾーンとなります。
- 大手・準大手企業への滑り込み: 兵庫県は川崎重工や三菱電機といった大企業の拠点が多く、その関連企業や取引先に潜り込めれば、生涯年収は3億円を超える可能性も十分にあります。
- 昇給の安定性: 専門職に比べると、管理職への道が開かれているため、年齢と共に年収が伸びやすい傾向にあります。
専門学校に行ったらどういう職業に就くのか
専門学校は「特定の職業に直結する訓練」を受ける場所です。神戸周辺には、医療系、調理・製菓、IT、デザイン、観光系の専門学校が数多くあります。
具体的な職業
- 医療・福祉: 看護師、理学療法士、歯科衛生士。
- 技術・IT: システムエンジニア、自動車整備士、建築士。
- サービス・クリエイティブ: 美容師、パティシエ、グラフィックデザイナー。
特徴:即戦力としての就職
卒業と同時に国家資格や業界認定資格を取得するため、その道での就職率はほぼ100%に近い学校が多いです。例えば、神戸製菓専門学校や神戸電子専門学校などは、地元企業との強いパイプを持っています。
専門学校に行ったら生涯年収はどうなるのか
専門学校卒業者の平均生涯年収は、一般的に約2億円〜2億2,000万円程度と言われています。大卒と比較すると、統計上は4,000万〜7,000万円ほどの差が開く計算です。
職種による「格差」が激しい
専門学校の場合、職種によって年収格差が非常に大きいのが特徴です。
- 高年収が期待できる: 看護師や放射線技師、高度ITエンジニアなどは、夜勤手当や残業代、あるいはスキルによる転職で、大卒平均を上回る年収を稼ぐことも可能です。
- 低年収に留まりやすい: 美容師や調理師、介護職などは初任給こそ大卒と大差ないものの、その後の昇給が緩やかで、店長や独立をしない限り年収400万円付近で頭打ちになるケースが見られます。
今後の世の中を予想したときにどっちがメリットあるのか
2026年、私たちはAI(人工知能)の劇的な普及と、少子高齢化による労働力不足の真っ只中にいます。この時代背景を踏まえた判断基準を提示します。
「大学」に行くメリットがある人
「AIに代替されにくいソフトスキル」を身につけたい人
今後のビジネスでは、単純な事務作業はAIが行います。
大学で学ぶべきは「問いを立てる力」「異文化コミュニケーション」「論理的思考」です。
これらは、将来的に職種が変わっても通用する「ポータブルスキル」となります。
- 予測: 10年後、今の仕事の半分がなくなっていると言われる中、特定のスキルに固執しない「大卒の柔軟性」はリスクヘッジになります。
「専門学校」に行くメリットがある人
「手に職」+「AIを使いこなす技術」を持てる人
これからの専門職は、ただ技術があるだけでは不十分です。例えば「AIを使ってデザインを効率化するデザイナー」や「ロボット支援手術に対応できる医療スタッフ」など、テクノロジーと融合した専門性は極めて高い価値を持ちます。
- 予測: 労働力不足が深刻な兵庫県において、特に医療・介護・建設・整備といった「現場の専門技術」を持つ人の希少価値は上がり、賃金交渉力が強まるはずです。
まとめ:兵庫県で後悔しない選択をするために
結論として、どちらが良いかは「あなたがどのリスクを取りたいか」によります。
- 「将来やりたいことがまだ見えない」なら、大学へ行くべきです。
兵庫県内には、神戸学院大学や甲南大学のように、就職支援が手厚い大学が多くあります。4年間という時間を使って、インターンシップやアルバイトを通じて「自分に合う場所」を探す余裕は大卒にしかありません。 - 「この仕事で生きていく」という強い意志があるなら、専門学校へ行くべきです。
特に国家資格が取れる分野であれば、景気に左右されず兵庫県内で一生食いっぱぐれることはありません。
最後に
兵庫県は、都市部と地方が混在し、伝統産業から最新ITまで揃っている「日本の縮図」のような県です。
- 大学: 組織の中でリーダーシップを発揮し、高い生涯年収を目指す「総合力」の道。
- 専門学校: 現場の最前線でスキルを振るい、早期から社会に貢献する「専門力」の道。
2026年以降の社会は、学歴以上に「学び続ける姿勢(リスキリング)」が重視されます。
どちらを選んだとしても、卒業がゴールではなく、そこからどう学び続けるかが、あなたの年収と幸せを左右するでしょう。

【兵庫県内の進路相談に役立つリンク】
あなたの未来が、納得感のある選択から始まることを応援しています。
【このブログの塾長】
大石祐毅
はじめまして。
産近甲龍専門塾イノベイトの代表大石です。大学受験は、お子さまにとっても、
保護者の皆さまにとっても、先が見えにくく不安の多いものだと思います。
だからこそイノベイトでは、塾長である私が、指導の中心に立ち、直接お子さまを見ています。入塾から受験本番まで、
学習状況・理解度・モチベーションの変化を常に把握し、
必要に応じて学習計画の見直しや声かけを行います。
産近甲龍の入試は、正しい方向性で取り組めば、
きちんと合格を勝ち取ることができる大学群です。イノベイトでは、全国で唯一産近甲龍に特化した分析をもとに、
「今やるべきこと」を明確にし、
一人ひとりに合った指導を行っています。勉強だけでなく、不安や迷いも含めて、
最後まで責任を持って向き合う。
それが、イノベイトの指導姿勢です。
大切なお子さまの受験を、
安心して任せていただける塾でありたいと考えています。



